トップページ > フジパンのものづくり > 第1章 ものづくりの心
機械による大量生産が当たり前になるにつれて、従業員はパン生地に触れる機会が少なくなりました。
そのため昭和40年代~平成24年までフジパンの入社式では、「手捏ね式」の場を設けていました。2代目社長舟橋正輝が自らパン生地を捏ね、「あんぱん」を作るお手本を見せ、新入社員はフジパンのものづくりの原点を体験していました。
武蔵工場内にあるフジパン高等職業訓練校は、1982年に埼玉県知事により認可を受けた職業訓練校です。全国各地にある工場より選抜された社員を対象に、パン作りの基礎知識の修得を目的とした約4ヶ月間の集合訓練を行い、製パン技術者を養成しています。
小麦の栽培・麦刈りから始まるこの訓練校のカリキュラムは、パンの基本を覚え、ものをつくりだす想像力を養うことを目的としています。
フジパンでは、工場の製造現場スタッフ、商品開発スタッフはもちろん、営業スタッフまでもが「製パン技能検定」を受けています。製パン技能検定とは、製パン技能を一定の基準によって検定し、これを公証する国家検定制度です。
パンづくりの知識を深め、食生活にかかわるメーカーとしての責任を持ちたいという思いからです。